ストレスって本当に悪いもの?

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“ストレス”と聞くと、ネガティブなイメージを思い浮かべがちですよね。むしょうにお菓子が食べたくなったり、イライラして八つ当たり気味になったりすると、つい「ストレスのせいだ~」とか言ったりしませんか?

 

 

でも、ストレスって悪いものばかりではないのですよ。適度なストレスはあった方が良いとされるのです。
たとえば、期日のある仕事を任された場合、期日を守るため効率的に仕事を行おうと考えたりして、本人にとってレベルアップに繋がります。日々ルーティンの仕事ばかりを行っているのでは、何の変化も得られませんよね。なので、そのような場合のストレスは、私たちの伸びしろを引きだしてくれる、きっかけ…いわば人生の“スパイス”になってくれるわけなのです。

 

 

ただし、期日などが設定されることで、完璧にやらなくてはなどと自分自身で追い込んでしまうようなことになると、それはストレスでも悪い方へと作用することになります。ストレスとなるもの(ここでは『期日のある仕事』)を自己の成長の糧と捉えるか(良いストレス)、プレッシャーと捉えるか(悪いストレス)か、つまりストレスそのものには良い悪いはなくて、私たち個々の受け止め方の問題ということになります。

ストレスの度合いは人様々

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厚生労働省のウェブサイトでは、「ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化=刺激 が、ストレスの原因になるのです。」とあります。

 

 

これら3つのストレス要因のなかで、相手や会社があったりと自分ひとりではなかなか対処することが難しい社会的要因が「うつ」に繋がったりと問題視されていますよね。昨年12月から、労働者が50人以上いる事業所において、年一回すべての労働者に「ストレスチェック制度」を実施することが義務づけされたこともそのことを物語っているといえます。

 

 

人とのコミュニケーションを得意とする人、また不得意なために思ったことが言えなかったりしてストレスを抱えてしまう…、また職場で残業が続いたり、現代は管理職であってもプレイングマネージャーとして働くことが求められたりと、以前に比べると仕事上の負担は大きいもの考えられます。しかし、対人関係や過重労働などの社会的要因に対して感じる受け止め方は、その人の生まれもっての気質や、今までの経験などによって様々であって、人によっては全く負担に感じず良いストレスとまで思う人もいるでしょうし、一方で気に病むほどにストレスを感じる人もいます。

 

 

さすがに皆んなのストレス耐性を強いものに変えていくことはなかなか難しいですよね。なので、身体に支障をきたすことがない程度に、ほどよくストレスとうまく付き合うコツをここではお伝えしたいと思います。

大切なのは自分を客観視すること

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ストレスにさらされている最中というのは、身体が緊張状態に陥りますよね。そして、自分に対して刺激を与えるものが気になって気になって…そのような感じではないでしょうか?
その際に大切なことは、自分自身をどれだけ客観的に見ることができるかということです。

 

 

たとえば、苦手な人と会話をしなければならない場面で、ただ単に「あっ、この人苦手。嫌だなぁ」で終われば一瞬でそれはストレスとなりますよね。そこを「私はこの人を苦手に感じている。何で苦手に思うのだろう?…なぁんだ、そんな些細なことだなんて。私も器が小さいなぁ(笑)」というように、目の前の事実や自分の気持ちを客観的に冷静に見つめることで、緊張も落ち着いて笑いすら起きてくるかも知れません。

 

 

また、過重労働によってある日突然倒れてしまった…そのような時も倒れる前に身体は何らかのSOSを送っていたはずなのです。深刻な状況に至る前の身体からのサインを見落とさないためにも、自分がどのような時にどんな反応をするかを知っておくことはとても重要になのです。

 

 

ちなみに、私の場合は、ストレスにさらされているような時、無意識に顔のあちこちを手で触ったりしていることを自覚していて、まずは心を落ち着かせるために深呼吸をしています。
皆さんも慣れるまでは自分を客観的に見ることは難しいかも知れませんが、そのような時も最初は緊張をゆるめるために深い呼吸を何度かしてみるとよいですよ。

 

 

他の人のことはよく見ていて、ああすればいいのにとか余計なお世話まで言えたりするのに、自分自身のことって結構見ていないものだったりします。ストレスフルな現代にあって、その対処法は何より自分自身を知ることではないでしょうか。